日本で旋風を巻き起こしたあのピコ太郎が、2月3日TBS系「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(午後9時)に出演し世界的にヒットした「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」誕生秘話を明かした。
いつもの様にスタジオに登場したピコ太郎が、プロデューサーである古坂大魔王(43)を代弁する形で番組が進行。
番組の途中で司会の中居正広から、「いつまでコレでいくの?(ピコ太郎=古坂大魔王」と、プロデューサーの古坂大魔王とピコ太郎は別の人物設定のキャラを崩壊させようとしている一幕も。
これには一瞬とまどうピコ太郎、なんとなく流しつつも最終的には、「古坂大魔王になったつもりで話ます!」とキャラ設定崩壊させる事に・・・・・。
さすが元SMAP中居正広!!
この世界的ヒットの原因となったのがコチラ
なんと20年前から音楽と笑いの融合ネタを考えていたいう古坂大魔王。
かなり前の番組でおそらく20年前だと思いますが、”マネーの虎”にも出演されてました。
出演者が業界の有力者(ほぼ社長)に事業のプレゼンを行い、見事に認められれば出資をしてもらい夢をつかむという番組。
ピコ太郎こと当時の古坂大魔王は、熱く思いを語るもケンモホロロニ断られてましたが・・・・・・。
あれから時は経ち、現在のピコ太郎こと、古坂大魔王の現在を当時のマネーの虎の出資者は、誰も想像が出来なかった。
それが当時のピコ太郎の”お笑いと音楽の融合”が世間に受け入れてもらえなかった事実として残っている。
最近になって知られるようになった過去のお笑いグループ3人組「底ぬけAIR―LINE」。
当時はメンバーの一人として「ボキャブラ天国」に出演していた。
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ボキャブラ時代の古坂大魔王は?
当時の「ボキャブラ天国」だがリハーサルが朝の9時開始で、本番が夜だったらしく当時出演していた芸人達は、お金もあまりないが時間だけは沢山あった。待ち時間の間家にはかえらず、楽屋でずっとしゃべりっぱなしだったという。
その中心にいたのが、なにをかくそう”古坂大魔王”その人だったという。
当時古坂大魔王のリズムネタは超絶不評で、さらに「ボキャブラ天国」が終了すると仕事は激減。
その後「PPAP」の原点ともいえるネタを編み出しNHKのお笑い番組「爆笑オンエアバトル」に出演。
その「PPAP」の原型とも言えるリズム体操がこちらある。
周りにやめろと言われるも、リズムネタを慣行。
みごと出場10組中9位と惨敗。
落ち込む古坂に声をかけたのは収録を見ていた故立川談志さん(享年75)だった。
「パーッとやってパーッと終わる感じがいい。イリュージョンだった。ワケが分からないけど、見たことがない。誰もやっていないってことはお前の才能なんだ。誰に何を言われてもやり続けろ」と古坂にアドバイスを送った。談志さんは「お前らの面白さは全くわかんねぇよ」
「人の評価はいいから、『自分がいいって言ったらいいんだよ』って思い込め。やめんなよ。俺はお前のよさは分かんねえ。でもそれがいいんじゃねえか」
という“師匠”の言葉を支えに活動を続けた古坂大魔王。
だが残念な事にリズムネタは、世間に評価されないままに時間だけがすぎていく。
そのうちテレビ出演が年に一度くらいの「どん底」になり、引きこもり状態になった。
生活苦に陥りアルバイトの面接に行くと、面接担当者はかつてのお客さん。
しかも前列に座って見られていたファン。
「古坂さんどうしたんですか?と聞かれ『罰ゲームのバイト面接』とごまかしたこともあった」と不遇の時代を振り返った。
これはキツイですよね・・・・・。
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どん底をぬけだした古坂大魔王のその後
そんなときに支えてくれたのはお笑い仲間で、古坂復活のために自腹で番組を制作してくれた。
(くりーむしちゅーと土田晃之は同期)
どん底を脱出した古坂は再起をかけた単独ライブを開くことを決意し。
どんなネタで勝負するか考えていたところに届いたのは、談志師匠からの一通の手紙。
中に書かれていたのは『遊んでいるか』だけだったそうです(笑)古坂
自分を気にかけてくれていることに感謝し「誰に何を言われてもやり続けろ」の言葉を思い出し、かつてのリズムネタ「テクノ体操」をアレンジして制作したのが「PPAP」だったようです。
20年前から振り付けが同じでやり続けて”時代”が、ついに古坂大魔王に追いついたのです。
その後の活躍は、みなさんご存知ですね。
年末は「PPAP」絡みでCMがほとんど「PPAP替え歌」でしたよね。
お陰ですっかり飽きられたんじゃないかと思っていました。
流行廃りは芸能界の常です。
そんなことをぼんやり思っていたら、昨日の番組「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」で海外で爆発的人気を誇っていることに驚かされたんですね。
”レディガガ”という世界的に有名なアーティストがいらっしゃいますが、フランスで”ピコ太郎”は同格の扱いです。
海外での扱いが日本で思っているより凄い事になっているのが驚きでしたね。
ピコ太郎は、古坂の不遇時代を支えてくれた師匠、お笑い仲間、両親に感謝の嵐。
番組の最後はお約束通り「PPAP 金スマバージョン」を笑顔でパフォーマンスした。
下の動画は、2016年12月23日に放送され奇跡のコラボです。